秋になると、不思議と甘いものがより美味しく感じられます。
さつまいもや栗、かぼちゃを使ったお菓子たちが、スーパーやカフェに並び始めると、心が弾んでしまうのです。

先日、近所のカフェで買ってきて食べたモンブランは、まさに秋の魔法のようでした。
口に入れた瞬間に広がる栗のやさしい甘みと、軽やかなクリーム。
それだけで、疲れていた心がふっと解けていきました。
「甘いものなんてただの嗜好品」と思う人もいるかもしれません。
でも私にとっては、おやつは心の栄養。
頑張った自分への「よくやったね」というメッセージでもあります。

秋のおやつは、食べる喜びだけではなく、季節を味わう喜びもくれる。
それは小さなことかもしれないけれど、確かに日常をあたためてくれる灯りです。