すみっコ日和~Perfect day for sumikko~

すみっコぐらしが大好きな在宅ワーカーの毎日

やめてよかったことリスト

「やめること」と聞くと、どこかネガティブな響きを持っているように感じるかもしれません。
でも実際には、やめることは「余白をつくること」であり、「心と時間の整理」なのだと気づきました。

私はこの秋、自分なりに「やめてよかったことリスト」を作ってみました。
それは、習慣を増やすことよりもずっと効果的に、心を軽くし、時間を自由にしてくれるものだったのです。


1. 無理に人に合わせることをやめた

以前の私は、人に嫌われるのが怖くて、相手に合わせることが多かったです。
本当は疲れているのに集まりに参加したり、気が進まないお願いを断れなかったり。
そのたびに時間も心も削られて、家に帰るころにはぐったりしていました。

でも、少しずつ「無理に合わせなくてもいい」と思えるようになりました。
断るのは勇気がいるけれど、その一歩を踏み出したとき、自由な時間と心の余裕が返ってきたのです。
「今日は自分のために時間を使う」——そう選べることが、私にとって大きな整え方でした。


2. 夜遅くまでスマホを見続けることをやめた

ベッドに入ってからも、気づけば延々とSNSをスクロールしてしまう。
そんな習慣が、眠りの質を悪くし、翌日の疲れを増やしていることは分かっていたけれど、それでもやめられなかったのは、「何かを見逃すのが怖い」という気持ちがあったから。

けれど、ある日思い切って「夜はスマホを机に置いてベッドに持ち込まない」と決めました。最初は手持ちぶさたで落ち着きませんでしたが、数日で慣れ、代わりに日記を書いたり、本を読んだりするようになりました。
結果、眠りが深くなり、朝の目覚めが楽になった気がします。

スマホをやめた分の時間は、「自分を癒すための静かな時間」に変わりました。


3. 完璧を求めて自分を責めることをやめた

「もっとできたはず」
「なぜ私はこんなにダメなんだろう」
完璧を求めるあまり、自分を追い詰めてしまうことがよくありました。

でもあるとき気づいたのです。
「完璧にやろうとすることが、時間も心も一番無駄にしている」と。

多少不完全でも「これで十分」と思えるようになってから、時間の使い方が大きく変わりました。

たとえば掃除。以前は隅々まで完璧にやらなきゃと気負っていたけれど、今は「今日は10分だけ机の上だけ」でいいと決めています。
そのおかげで習慣化しやすくなり、生活も整っていきました。

自分を責める時間をやめることは、心をやさしく抱きしめる時間を増やすこと。
それが「整える」ということなのだと思います。


手放すことで生まれた余白

こうして「やめてよかったこと」を振り返ると、共通しているのは「余白」が生まれることでした。

・無理に人に合わせないことで、自分のための時間が増えた。
・スマホをやめたことで、静かな夜の時間が増えた。
・完璧主義をやめたことで、気楽に取り組める時間が増えた。

手放すことは、ただ空っぽになるのではなく、「大切なものが入る余白を作ること」だったんだなって思います。

お仕事とかあるとね、全て思うように手放すことが出来ないときもあります。でも、完璧を求めないことコレで解決しますよね。


やめることリストのすすめ

習慣を増やすことはもちろん素敵です。
でも、「やめること」を決めるのも同じくらい大切。

私はノートの片隅に「やめたいことリスト」を書いています。
たとえば——
・夜にネガティブなニュースばかり見ることをやめる
・誰かと比べて落ち込むことをやめる
・「後でいいや」と先延ばしにすることをやめる

こうして書くだけでも、意識が変わります。
そして一つでもやめられたとき、「私はちゃんと整えられている」と感じられるのです。

 

やめることは、逃げることではありません。
それはむしろ「自分を大切にする選択」です。

心を整えるために、時間を整えるために、私はこれからも「やめてよかったことリスト」を少しずつ増やしていきたい。
そして、その余白に「やりたいこと」「好きなこと」を育てていきたい。

秋は木々が葉を落とす季節。
その姿は、「やめることが未来を育てる」という自然のレッスンを教えてくれているのかもしれません。

 

 

 

 

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