こんなことはないですか。
何かをもう一度始めるとき、「今度こそちゃんと続けよう」と思うこと。
前に続かなかった自分を置いて、新しい自分になりたいような気持ちになること。
もう止まりたくない。
今度はちゃんとしたい。
そう思うのは、前にできなかったことが少し心に残っているからなのかもしれません。

再開するとき、私たちはどこかで「今度の私は違う」と思いたくなることがあります。
もっと計画的に。
もっと上手に。
今度こそ続けられる自分に。
以前の私は、そうやって前の自分を置いていこうとしていました。
続けられなかった自分は少し頼りなくて、
これからの自分には必要ないような気がしていたんです。
でも最近は、続けられなかった自分も一緒に連れていけばいいのかもしれないと思うようになりました。
だって、その自分がいたからこそ、わかったこともあります。
余裕がなくなると、自分のことまで手が回らなくなること。
頑張りすぎると、好きなことさえ重たく感じてしまうこと。
そして、一度離れても「またやりたい」という気持ちは戻ってくること。
続かなかった時間は、失敗だけを残したわけではなかったんですよね。
「ここまでならできそう」
「今日は無理をしないでおこう」
「少し疲れてきたな」
前よりも、そんな自分の声に気づけるようになっているかもしれません。
それなら、前の自分を置いていく必要はないのだと思います。
できた自分も。
できなかった自分も。
止まった自分も。
また戻ってきた自分も。
全部が今の自分につながっています。
自分を大切にするということは、
できる自分だけを好きになることではなくて、
うまくできなかった自分にも居場所を残しておくことなのかもしれません。

そんな今日のわたしに、続けられなかったあなたも、一緒に行こうよ、と伝えたいです。
前の自分を置いて、新しくならなくても大丈夫です。
いろいろな自分を連れながら、
少しずつ自分に合う歩き方を見つけていけばいい。
あなたがどんな自分とも離れずに、
やさしく歩いていけますように。